Archive for 12月, 2012

勝手に光りだす

   昨日のよい天気から再び荒天。夕方からは生暖かい空気とともに、雨が降り出した。天気予報ではこれから大荒れになるようだ。雨も止み日が暮れだした森の中。テスト撮影用の機材を点検していたら、勝手にシャッターが切れ光りだすス […]

久しぶりの天気

   本当に久しぶりの天気。それも無風快晴。晴れた割には気温マイナス14℃。雪面に大の字に寝て空を仰ぐ。雲ひとつない真っ青な空に太陽を見ると、気分が晴れるとはよく言ったものだ。立ててあるストックが突然倒れた。 &nbsp […]

青い森

   森の中は1日2回だけ青く見える時間帯がある。日の出、日の入りの1時間前後だ。夜が明け始め、森の中が青みがかってきた。ハンノキから落ちて来る小さな雪玉が、雪面に落ちることなく舞い上がる。不思議に思って近づき、ハンノキ […]

寅の刻

 昨日の大荒れの嵐は去ったが、まだ暴風雪警報が出ている地域がある。ここ内陸は風はなくなり、多くの雪がしんしんと降り続く。じっとしていると体に積もりみるみる雪だるまになってしまう。ヘッドランプの光に照らされた雪を見ていると […]

雪の脅威

   寒波の後は嵐になった。複数の低気圧がもたらす大雪と強い風が、飛行機や鉄道、国道の欠航、運休、通行止めなどの影響を及ぼしている。その正体は、儚いクリスタル六角形の結晶だ。何故こんなに綺麗なのかと思われる結晶が、集まり […]

木の実の贈り物

   クリスマス寒波の中、昨日は士別市で-28.7℃。今朝はそれを下回る旭川市江丹別は-29.7℃を記録したが、まだ-30℃に達していない北海道。これからやって来るだろう-30℃は、別世界に入る。まだ暗い中、なにやらガサ […]

クリスマスイブの朝

明け方のピーンと張り詰めた空気。たぶん、今季最低気温だろう。水場からは、けあらしが、温泉の湯煙のように立ち昇っている。吐く息も顔にまとわりついていたが、それも寒さに剥がされていく。真深にかぶった毛糸の帽子のふちに、結晶が […]

予測 予言 不可能 

       毎朝5時には起きているが、夜明けがずいぶん遅い。吹雪が収まり静まりかえる森。午前7時を過ぎて、ようやく明るくなり始める。今日は夜がもっとも長い冬至だ。  マヤ暦によると、2012年12月21日に世界が終焉を […]

吹雪の森で

   陸別で氷点下26℃を記録したが、内陸のここは-10℃と暖かいが吹雪だ。こんな日は、出歩かないのが一番だが、やむなく出かける時は森の中が良い。木々が風を防いでくれるし、道しるべになる特徴のある木が迷子から守ってくれる […]

好天から荒天

   風も無く、時々晴れ間が覗く好天だ。牧草地の新雪の上をスキーで進むと、新しいスケッチブックの上に線を引くように新鮮な気持ちになる。前方から白いカーテンを引くように景色を隠していく。雪が横に降ってきた。天地の境が分から […]