Archive for 1月, 2014

大きな足と指の効果

ネズミの方に目を移すと、雪の中にうずくまっている所にはぽっかりと真新しい穴が空きネズミの気配が消えている。どうやら生きていたようだ。その場から離れようとした時に、横向きになったアカネズミが不自然に飛び跳ねながら目の前を通 […]

よそ見をしていたら

ネズミがほとんど動かない。死んでしまったのかななどと思いながらよそ見をしていた間に近くにネズミとは違う小さな足跡が付いている。飛び跳ねながら雪面に飛び込んでいる。

緊急避難

早朝。マイナス11℃と冷え込む。沢沿いに歩いているとネズミが慌てて逃げてきた。そして雪の中に隠れたつもりだが背中か見える。色や体の大きさ顔立ちからアカネズミのようだ。私も付き合い30分程経つとネズミの背中が凍り付いて来て […]

地吹雪の中

午前中暖かく湿った雪が降っていたが、午後から風が出てきて気温が下がってきた。沢を駆け上がってくる風と雪面を這うように粉雪が流れて雪庇を作り舞い上がる。ラジオを聞きながら歩いていると「番組の途中ですが…」と暴風雪の警報が出 […]

オサキ

パニック状態で慌てて逃げて行ったネズミの様子を見ていると、突然足元を駆け抜けていく白い影が、あっという間に沢の下へ姿を消していった。一瞬の出来事…得体の知れない「オサキ」と言われていたことも。

大慌てで逃げる

早朝、吹雪になる。昨日の暖かい気温は嘘のように乾燥した粉雪が吹き付けて来る。沢の流れる岸の方が再び凍ってきている。その上を足を滑らせて大慌てで逃げていくネズミを見かけた。何かに追われているように思える。

気温が上がる

連日マイナス20℃近く冷え込んでいたが、一変しプラス2℃の気温になった。少し歩くと汗が噴き出す。暖かさで木々の枝に積もった雪が溶けて雫が枝を伝う。水分が枝先の大きな雪玉に流れ込み、枝は重さに耐えきれず大きな音を立てながら […]

恋の季節

先に歩いているキタキツネの後ろを、付かず離れずと付いてくるもう1頭。きっと先に歩いているのはメスのキツネだ。後からついてきるのはオスと思われる。メスに気に入られるタイミングを計っているのかもしれない。双方若いキタキツネだ […]

嬉しそうに

さほどしばれず、風もなく穏やかな朝。キタキツネが森の中から嬉しそうに走りながら出てきた。何やら後ろから追いかけて来る影が。

夜明けの雪原

マイナス20℃と冷え込んだ朝。キタキツネに出会う。足を止めて雪面をじっと見つめている。雪の下で活動しているネズミの気配を察したようだ。かすかな匂いを嗅ぎ分ける鼻、わずかな気配を聞き取る耳を持っている事で厳しい冬を生きてい […]