Archive for 1月, 2017

風を避ける

風の強い日。森の中は木々が風を防いでくれるので助かる。時折木々の間を生き物の様に巻きつきながら吹いて来る風を、木の幹に隠れて風をかわす。少し治まり出ようとしたら、ボトボトと頭の上に降って来る雪。見上げると、モモンガが風を […]

天敵が来ない間に

吹雪の中、ナナカマドの木に集まるツグミ。風が強いので天敵のカラスや猛禽類がおとなしくしている間にと、風が吹くたびに激しく揺れる枝にしがみつき実を啄んでいる。

吹雪になる

風が出てきて急に気温が下がりだす。いっそう風が強く吹き、雪を巻き上げ吹き付けて来る。車にもどる途中、森から出てると入れ替わる様にキタキツネが森に入って行った。こんな日は狩りもままならないだろう。

しばれた朝

早朝。痛く冷え込んでいる。吐く息でまつげが白く凍るのが見える。森の中に入り置いてある温度計を見てみると、−20℃の以下の表示をしているようだ。

水の音

最低気温氷点下14℃と寒さがもどる。沢沿いに歩いていると凍った小さな滝が流れを止めている。耳を澄ませば、沢の流れが雪の下から聞こえて来る。

放物線

キタキツネが現れた。ネズミの気配がするのだろう。立ち止まり首を傾げて身構えている。飛んだ。しなやかに放物線を描く姿は美しい。

暖かくなった

最低気温が氷点下4℃と暖かい。森に向かう途中でキタキツネに出会った何やら眠そうな顔。近くを通り立ち止まるとフワーと大きな口を開けて大あくび。夜更かししていたようだ。

寒波一段落

氷点下7℃と暖かい。森の中をうろついていると、枝の着いた雪が動くのを見つけた。モモンガだ。様子をうかがっていると、枝に着いた雪にまねてモモンガがじっとこちらの様子をうかがっている。

寒波4

雪深い森の中。山スキーでラッセルしながら歩いていると、木々の沢山着いた雪を避けながらアカゲラが幹を突ついている。ただでさえ餌を探すのが大変なのに、この雪がさらに邪魔をしている。

寒波3

寒波の影響で降り続いた雪がようやく止んだ。山スキーでも膝まで粉雪に沈みながら森に入ると、綿に包まれたように木々が静かにたたずんでいた。