抱卵交代で現れたメスのクマゲラがヤナギの幹にしがみつく。２回かすれた声で鳴いた後、餌のアリを食べに舞い降りた。雛が生まれるのも近い。

最高気温29℃と真夏日を記録した。ダム湖畔に涼みに行くと、上空にツバメの群れが１００羽程現れた。どんどん近づいて来て頭上を高速で飛んで行く。ハリオアマツバメだ。羽軸が針を出している様に見える事から針尾の由来になっているよ […]

牧草地を抜けて森に向かう途中、高速で飛び回る鳥の群れを見かけた。群れはどんどん此方の方に近づいてくる。識別できる距離まで近づいてきた。アマツバメだ。目の前を急旋回、急降下と飛んで来る。その早さに目が回りそうだ。

今日の最高気温２３℃と暖かい。昨日とは違って歩くと汗が噴き出し吸血虫が目の色を変えて鼻の穴や耳の穴などに入って来る。手で払いながら口を開けると飛び込んで来た虫が喉の奥へ…飲んでしまう。沢を回り込むと涼しい風が吹いて来て虫 […]

早朝、気温５℃と肌寒い。シラカバやハンノキの若葉が森を淡い黄緑色に染めている中、ハンノキの若葉が不自然に動いている。よく見るとメジロが同じ所の若葉に何度も飛びついている。何かおいしい物があるのかな。

吸血虫に囲まれながら沢沿いを歩いていると、まだ雪が残っている所がある。解けたばかりの地面からは、まだかまだかと待ちわびた様にカタクリやエゾエンゴサクが咲き出している。折れた枝の中で黒い瞳が時々瞬きをしながら私を見ている。 […]

森の中を歩いていると、遠くでクマゲラの鳴き声が聞こえて来る。と突然、風をたたくような羽音とともに木の幹を鋭い物で刺したような音が聞こえた。音の方を見るとオスのクマゲラが幹に止まっている。抱卵交代して採餌に来たようだ。クル […]

森の中を歩いていると縄張り争いの小鳥達の声があちこちで聞こえて来る。カラマツの木の下で忙しく動き回るエゾシマリスを見かけた。わずかに残っている松の実を探し出して食べ始めた。質素な食べ物だが命をつなぐ大事な食べ物だ。

天気は良いが防寒着が必要な寒さだ。森の中は多くの花を咲かせているいるが、受粉に虫たちの飛び交う姿は少なく、やってくるのは吸血虫だけだ。エゾヤマザクラの花に飛び交う少ない虫を食べにやって来たキビタキも食べ物を探すのに急がし […]

先頭を追う様に３頭のエゾユキウサギ。先頭が立ち止まると、それぞれ草を食べ始めたり、毛繕いを始めた。突然１頭が飛付く様に跳ねると、今度は２頭の追いかけっこが始まった。３頭はまだ抜けきらない冬毛に特徴があるので識別が出来る。 […]