Archive for 11月, 2012

横断中

   雨の降りしきる中、林道を移動中、車の前を悠然と横切る鳥が2羽。冬羽に変った若いエゾライチョウだ。飛ぶのが得意で無いので地上を歩くことが多い。車を止めて、横断するまで待つ。ここは動物優先道路だ。  しかし郊外に出れば […]

湖畔の初雪

  今まで木綿のような雲が近づくたびに雨が降ったり止んだりしていたが、今度は絹のような雲から滑らかなカーテンが下がってきた。そして湖畔の山々の木々を白に変えていく。どんどんこっちに近づいてきて、雨具の袖や肩に綺麗な六角の […]

ミミそれともハジロ

   どんよりとした、今にも雨の降りそうな天気。湖畔の水辺では大勢のカモたちがくつろいでいる。そんな中を見慣れない鳥がスイスイと、カモたちを追い抜いて泳いで行く。  野鳥ポケット図鑑で調べてみると、どうやらカイツブリの仲 […]

雪ぐも

   冷たい雨が上がり見通しが利くと、周りには、黒い雲が生き物の様にうごめいている。北海道の最高峰旭岳だけが日に照らされ、頂上付近をパティシエが仕上げの砂糖をまぶすように雪を降らしている。出来映えは良い様だ。 &nbsp […]

季節の境い目

   辺りは真っ白に霜が下り、無風快晴の朝の景色はすでに初冬だ。日が射してくると霜が消えて晩秋に変る。どちらとも言えない、季節の境い目。  などと思っていると、落ち葉を蹴散らしながら走り回るエゾリスに出会う。季節を問わず […]

迷子

     低気圧の通過した後、晴れ間がのぞき、お穏やかな晩秋の気配を感じる湖畔。水草の中から見慣れない鳥が出てきた。真っ黒な体に、額から嘴にかけて真っ白なオオバンだ。  この時期、本州などの結氷しない沼湖あたりでは、越冬 […]

出来るだけ遠くへ

  雨が止み風が出てきた。所々青空がのぞいてきたので天気の回復が感じ取れる。森の中を落ち葉を踏みしめながら歩いていると、クルクル回りながら、ドラえもんのタケプターのように下りてくるシナノキの種。風が吹き付けると […]

手入れが大事

  昨日からの風と雨。越冬地に向かう途中、湖畔に降り立ったカモたち。天気の回復を待ちながら。あっちこっちで水浴びしたり、羽の手入れをしている。濡れても全然平気だって。こっちは雨具の手入れを怠り、防水が利かなくなって濡れて […]

好天から荒天

   昨日のおだやかな天気は何処へ行ってしまったのか。怒りだした天気は強風、大雨、ところにより波浪警報の3本立。大雪山に襲いかかる真っ黒な雲と風が見てとれる。見ているこの場所も、葉っぱが次々と枝を離れていく。そして落ち葉 […]

凍る

   早朝。車の窓ガラスがガッチリ凍ったのは、今季2度目。外に出ると霜の中に水溜が凍っている。しばらく姿を見せなかった大雪山の峰々。先住民アイヌのひと達は「ヌタップカウシペ」と呼び、いち早く冬姿だ。夕方ほとんど木々の葉を […]