今まで木綿のような雲が近づくたびに雨が降ったり止んだりしていたが、今度は絹のような雲から滑らかなカーテンが下がってきた。そして湖畔の山々の木々を白に変えていく。どんどんこっちに近づいてきて、雨具の袖や肩に綺麗な六角の粒が次々と重なりながら下りて湖面の中に、次々に吸い込まれるように消えていく。空から冬の便りが届いた。
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