出来るだけ遠くへ

 

雨が止み風が出てきた。所々青空がのぞいてきたので天気の回復が感じ取れる。森の中を落ち葉を踏みしめながら歩いていると、クルクル回りながら、ドラえもんのタケプターのように下りてくるシナノキの種。風が吹き付けると回転を上げて再び上昇ていく。植物達は種を残す方法をいろいろと編み出しているが、シナノキはプロペラのような葉の中心に種をつけることで安定させながら風に乗って、遠くへ飛ぶ仕組みだ。ひとが考える前から航空力学の知恵をすでに持っていたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

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