Archive for 3月, 2012

互いに輝き盛りあがる

 暖かさで沢のヤナギは硬い冬芽を破り、沢山花を咲かせた。花穂は絹のようになめらかで、美しい毛で覆われてる。 日が当たると真珠のように輝きだす。  シジュウカラが枝にとまるといっそう映える。花のほうも小鳥がとまると輝きを増 […]

シナノキの家は留守かな

      雪どけが進み、穴が開いた雪の底から水の流れる音が聞こえてくる。薄くなった雪の表面を踏み抜いて大変な目にあった経験があり、慎重になる。雪の表面にうっすら残ったエゾクロテンの真新しい足跡を見ると、自分も行けそうな […]

ネイリストはだれ

  雪解けとともに川の水量が増し、大きなたまりが彼方此方に出来ている。夕方、日が沈もうとして森が赤く染まり始めた。流木が突き出たところから、ハトほどの大きさの鳥が、何度か水に飛び込み水浴びをしているように見える。最後に飛 […]

お菓子な森のふしぎ

  うっすらと積もった雪がすべてのものを真っ白に変え、春の気配をかくしてしまった。湿り気味の雪が木の枝や笹の葉に積もったところは、砂糖をまぶしたお菓子のように見える。コーヒーより日本茶が合うな。 そんな中、キタイイズナが […]

風のように飛ぶ

  星が少しづつ消えて東の空が明るくなり始めた。森の中は寒さで雪がしまり、歩きやすい。 沢沿いに進んで行くと、きのうの昼間の暖かさで沢の東斜面の雪庇が大きく崩れていた。雪の壁を乗り越えて更に進む。  頭の上にピンポン玉が […]

夜の生き物たちが眠りにつくとき

   東の空が紫に染まりだした。最低気温-10.5℃とまだ二桁だ。日が昇ると、赤い光線が雪面を這うように染めていく。しばれついた山の木々が黄金色に輝きだす。夜行性の生き物たちと、昼間活動する生き物たちの交代時間がやって来 […]

春うらら

数日続いた良い天気で、雪嵩がわずかに減ったように見える。朝凍れていた気温が、午前9時ごろになると、いつも着ている防寒着では、汗ばんでくるので脱ぐことにした。 日のあたる斜面では雪がささくれて、カサッコソッと音を立ててはが […]

春の指揮者

    山スキーより、小回りのきくかんじきのほうが歩きやすい。と思っていたら、日が差す場所では、ベタつき始めた雪がかんじきに貼り付いて高下駄の様相だ。それにしても今日はずいぶんエゾシカの足跡が多い。こちらの接近に気付いて […]

森の仲間はアスリート

  日が暮れてからエゾクロテンが現れた。おもむろに大きなトドマツに駆け上る。地上15mほどの枝の上でキョロキョロしていたが、シュワッチと言う爪の蹴る音とともに飛んだ。前傾姿勢、飛距離、とも完璧だ。 間もなく着地…テレマー […]

全然平気ホップ、ステップ、ジャーンプ

 あわてんぼうでおっちょこちょいと、よく使われるキャラクターのエゾリスの仲間たち。本当は沈着冷静で機敏、瞬時の状況判断はピカイチだ。  枝に厚く積もった雪の隙間を選び、枝から枝へ平気で飛び跳ね渡って行く。次の枝は E 難 […]