Archive for 2月, 2012

森を育てる

ミヤマカケス、森の中ではよく見かける鳥だ。雑食で秋には木の実を頬に詰め込み.厳しい冬に備えて、地面や木の幹枝の隙間などに沢山隠し、冬の間の生きる糧とするが。 あまりの数に忘れられてしまう木の実は、春に芽を出し、中には大き […]

船を掘る鳥

北海道と東北の白神山地にすんでいる、日本では最大のキツツキの仲間だ。 大木の幹を縦に掘り進みカミキリ虫の幼虫、アリなどを食べて木を食害から守る役目をしている。 その形を見てアイヌの人たちはチプタ・チカップ(船を掘る鳥)と […]

フロストフラワー

午前六時。星々がゆっくりと姿を消し、東の空が明るくなり始めた。晴れ渡った空には 風も無く、放射冷却で地上のものはことごとく凍てついている。 太陽が顔を出し、凍りついた地表を照らしたその時、一面の氷の表面が、 あちこちでダ […]

時が止まる

        大雪山旭岳の麓に幾本かの沢がある。中でも奥深く延びているピウケナイ沢を上がってみた。 大きな木々が沢の斜面にしがみつくように生えている。沢づたいに歩いていくと、エゾ […]

雪の中は暖か エゾクロテンMartes zibellina brachyura

寒さが続く旭川市江丹別の今朝の最低気温は-30.3℃。木の幹やササがわずかにのぞく隙間から湯気が出ている。 その回りは霜の結晶が盛り上がるようにキラキラ光っている。 雪の下からカサカサと音が聞こえてくる。突然エゾクロテン […]