船を掘る鳥

北海道と東北の白神山地にすんでいる、日本では最大のキツツキの仲間だ。
大木の幹を縦に掘り進みカミキリ虫の幼虫、アリなどを食べて木を食害から守る役目をしている。
その形を見てアイヌの人たちはチプタ・チカップ(船を掘る鳥)と呼んでいた。この鳥がすむ森は、豊かな森の証だ。
暦では立春だが生き物達にとっては寒さの厳しい冬真っ只中。春はまだ遠い。

小林明弘

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