フロストフラワー

午前六時。星々がゆっくりと姿を消し、東の空が明るくなり始めた。晴れ渡った空には
風も無く、放射冷却で地上のものはことごとく凍てついている。

太陽が顔を出し、凍りついた地表を照らしたその時、一面の氷の表面が、
あちこちでダイヤモンドのようにキラキラと光りを放ち始めた。
大きいもので3センチ程の羽毛状の結晶だ。光が当る角度で結晶面が次々と虹の色に輝く。

フロストフラワー(霜の花)と呼ばれる現象だ。風が無いことや大気中の水分のバランス、
一定の氷点下の気温など、全ての条件が揃った時にだけ現れる。

小林明弘

2 Comments

  1. いつもマクロ的に撮っているので今一不満足でした。
    視点とレンズを換えて工夫してみます。

    ブログ 仲間たちがビックリしてみています。

  2. お世話になっています。
    ブログ見ていただき、ありがとうございます。

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