寒い朝3
霧が森の中に吸い込まれて行く。辺りの様子を見ていたヤマゲラ、少し前までは大きな声で鳴いていたが、鳴かずに羽音を残して霧の中に消えて行った。抱卵中なので交代するのかもしれない。
霧が森の中に吸い込まれて行く。辺りの様子を見ていたヤマゲラ、少し前までは大きな声で鳴いていたが、鳴かずに羽音を残して霧の中に消えて行った。抱卵中なので交代するのかもしれない。
霧の立ちこめる湖畔を歩いていると、シラカバの木の幹の皮が突然動いた。よく見るとヤマゲラだ。葉の無い時期には体の緑色が目立っていたが、新緑の中に溶け込んで目立たない。
最低気温5℃と冷え込んだ。手袋を付けずに歩いていると、かじかんで痛くなる。湖畔は霧に覆われて、いっそう寒く感じる。一方、関東では気温30℃を超える真夏日だそうだ。
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