再び降り出す雨

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なかなか鳴き止まないイソシギ。近くに子供がいるのかも知れない。その場をゆっくりと離れてみると、親が岸に飛び移って小走りに走っていく。砂利の白っぽい石の上にまたぐように止まると、親の下で白っぽい石が動き出した。子供のイソシギだ。砂利の中でじっとされたら分からない見事な保護色だ。嘴は短いが親そっくり。お邪魔のようなのでその場を立ち去る。低くたれ込んだ雲の中からぽつりぽつりと雨が降り出した。

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