濡れるのは嫌

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キタキツネが食べ物を探しながらやって来た。行く先には雪解けで広い水溜りが出来ている。立ち止まり様子を見ている。濡れるのは人もキツネも嫌うのは同じだ。おもむろに所々不規則に出ている土の上を軽やかにしなやかに水溜りを交わし、義経の八艘飛びのように越えて行く。とローアングルで構えた尻が濡れてしまう。

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