泣かずに待つ

湖畔の枯れたハンノキの幹に、アカゲラよりも一回り大きい穴を見つけた。何やら嘴が見え隠れしている。何かに呼ばれたのか身を乗り出した。キツツキの仲間オオアカゲラだ。親が近くに来ても鳴き声を出さずじっと待つ。やがて親がエゾハルゼミをくわえて幹に止まる。静かに受け取る雛。次の餌まで泣かずに待つのがけなげだ。

One Comments

  1. これ音消えてない??

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