木にまもられて

  早朝。雪は止んだが風が強く弱くと吹きつける中、カラマツの木々の陰に入りながら進む。大きく揺れながらミシミシと音を立てて、風を受け止めてくれる。強い風にはがされたのか、カシワの葉が飛んできて、幹にしがみつく。見ると黒い鳥が、風の弱くなるタイミングをはかり、再び森の奥へと飛んで行った。風除けになってくれる木々をたくみに利用する生き物達。互いに助けあって住んでいる。

 

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