水面をのぞく

   道北の河川に鮭の遡上を観察に行く。あいにくの強風で、飛ばされた砂が顔に当たりチクチク痛い。水面のさざ波が、風の動きにあわせて動くので、水中を見ることが出来ない。河口から少し上がったところに堰堤があり、上りきれない鮭達が産卵したと思われる場所で、ウミネコとシノリガモの群れが争うこともなく、水面に顔をつ込んだり、潜たりしている。きっと鮭の卵をいただいているに違いない。種を残すもの、命を繋ぐものの営みが繰り広げられている。ますます風が激しくなってきたので、土手を下りて水面をのぞく。後ろでも遠慮しながら覗いているものがいた。

 

 

2 Comments

  1. すごい!
    これは、ヒグマとの距離どれくらいなのでしょうか?

  2. 土手の上まで5-10m位です。18-200mmのレンズで撮りました。先に気づいてくれたので、良かったようです。

Leave a Reply