沢山貯める

  標高の高いカルデラ湖に寄った早朝。ナキウサギのすむ場所へ向かう。気温13℃と冷蔵庫並みになってきた。ウルシやエゾヤマザクラ、イタヤカエデ、ナナカマドなどの葉が色づき始めたが、残暑の影響で枯れている葉もある。風が吹くたびにしがみついていた葉が、回りながら落ちて来る。落ち葉の中、目の前に突然現れた怪物。顔が風船のように円く膨れ上がっている。針を刺すと破裂しそうだ。エゾシマリスが冬に備えて餌集めの真っ最中。頬袋に、大きさにもよるが左右で6個のドングリを入れたのを見たことがある。冬眠に備える木の実の量は寝室の3/2。その中で時々起きては、食べて寝るを繰り返す。

 

 

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