エゾクロテンMartes zibellina brachyura

エゾクロテン立ち上がり情報収集中。
セーブルとも云われ極寒にも耐える暖かそうな体毛が雪の結晶とともに光る。
アイヌ語カスペキラ=しゃもじを持って逃げるもの。
熊の飯炊き=エゾクロテンの体毛はこすけ色だからそう呼ばれたのだろう。
明治に入り上質の毛皮目的で乱獲されたエゾクロテン、カワウソ、ラッコなど。
すむ環境が人の容易に入りやすい川や海岸ではカワウソ、ラッコなどは姿を消して行ったがエゾクロテンのすむ森にはヒグマの存在が人の進入を拒み生き残ったのだろう。
現在エゾクロテンの脅威は外来種ミンク、アライグマ、ホンドテン、などが増えていることだが
いずれの動物も罪はない。人により拉致されてきた生き物だから。

小林明弘

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