家を探す

 

  葉が茂り、大規模に伐採された場所も目立たなくなってきた。ここに住んでいた生き物達や、鳥達の中には、生まれ育った場所に戻り、繁殖するものもいる。 住処を無くして、がっかりしている事だろう。特に木の樹洞を利用する生き物達は深刻だ。そういえば昨年聞こえていたクマゲラの鳴き声を聞かないな。頭上をかすめるように草刈鎌の刃のような羽で、猛スピードで飛んで行く鳥。ハリオアマツバメだ。冬はオーストラリアやパプアニューギニアへ南下し越冬する。全長21cm頃、体形は太く尾羽は短く、羽軸が針のように露出していることが和名や英名(needletail=針尾)の由来。この尾羽で崖などの滑りやすい場所にしがみつく時、安定し都合が良いようだ。この鳥も樹洞や崖の隙間をマイホームとして利用する鳥だ。エゾハルゼミの鳴き声が弱々しく聞こえてきた。

 

 

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