春ふる雪

   今日は、冬の寒さより寒く感じる。吐く息が白い煙になって、森の中に吸い込まれていく。雪がちらつき始めた。木々の新緑は芽吹きを止めじっとしている。風がないので綿のように振ってくるが、地面に降りると消えてしまう。雪が止み、小鳥達の囀りが、元気を取り戻したように聞こえてくる。カラララと鳴きながら、頭の上をクマゲラのオスが飛んでいった。オスメス協力して巣作りに忙しい時期だ。雛が巣立つのは6月下旬頃だな。

 

 

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