エゾクロテンがミズナラの木の枝に上がり、首を左右にかしげることを繰り返している。30分ほど経ったところでようやく動きが止まる。 ゆっくりと後ろ足をそろえて腰を上げると前かがみになった。じっと雪面をにらんでいる。 見ているこちらも息を殺す。 エゾクロテンが枝を思い切り蹴り上げた。雪と木屑が舞う。飛び降りながらひねりを入れた。狙っていたのはネズミの気配。
小林明弘
Name*
Mail (will not be published)*
Website
最近のコメント