朝、路面はビッカビカのツルッツルだ。天気のよい朝は放射冷却で、やはり冷えこむ。日の出前のパープルシャドウの薄氷をガリバリと割りながら沢沿いに歩く。陽が射すと、森の中はペンキで塗られたように紅色に塗りつぶされて行く。 突然、山姥が刃物を研ぐような音が聞こえた。沢が落ち込む辺りから音が聞こえるが、のぞいても見えない急斜面。ゾリッゾリッという音が近づいてきた。やがて姿を現したのはメスのエゾクロテンだ。アイスクライミングも平気の平左。ネコヤナギにつかまって得意げにポーズをとるお腹が膨らんでいるなー
口あんぐり!!の図です。
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