不協和音

 

    午前5時40分、無風快晴。エゾモモンガの様子を見に来た。最後まで輝いていた星が消えると、濃紺の森が明るくなり始めた。モモンガたちがヤチハンノキの食事に来て30分ほど経った頃、太陽が顔を出し森を赤く染める。1頭2頭と巣に帰って行くエゾモモンガ達。
 最後の1頭が、陽の当たる折れた枝で毛繕いをしている。久しぶりの良い天気に毛並みを整えていたとき、地鳴きか囀りにしようかと迷っているのか、音程がはずれた変てこな鳴き声で鳴き出す1番鳥。モモンガは毛の手入れもそこそこに一目散に巣へと帰って行った。
 その後もしばらく続く夜明けのスキャット・・・  blue note scale  

 

 

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