調子にのりすぎた

内陸の山の中に、海鷲と呼ばれている1羽のオオワシがやって来た。食べ物はハンターに駆除された、エゾシカの残り物の肉。先に見つけて権利を主張する、10羽ほどのハシボソガラスの群れ。1羽ではかなわないので、シカ肉の件で言い争っていたのをやめて、協力してオオワシを追い払うことになったようだ。追っている途中でシカ肉のもとへ引き返す数羽。それに気づき、次々に引き返すハシボソガラス達。
最後まで調子にのっていた1羽のハシボソガラス。逃げるオオワシに平行に目いっぱいに羽を広げて優位に見えたが、仲間の裏切りで、オオワシに気づかれ、鋭い爪で追われる羽目に。それを見ながら先に戻ったカラス達が、おいしい肉にありつき、アホーアホーと鳴いていた。

 

 

 

 

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