Archive for 2月, 2014

軽やかに

冬の森を歩くには山スキーが威力を発揮するが、金具が壊れてしまうと、ひどい目に遭う。何時ものコースをたどり登っていると突然スキーが外れてしまう。留め金が壊れてしまったようだ。車まで戻る事にした。平らな所なら足をのせながら進 […]

大きな雪庇

吹雪が止んだ朝、晴れ間がのぞく。いつも通る斜面は風の通り道になっていて、大きな雪庇が張り出し行く手を阻む。風でえぐられた場所を選んで尾根に出る。ここは5月になっても厚さ1mの雪が残っているところ。汗が噴き出す気温になった […]

隠していた食べ物

冷え込んだ早朝、川霧があふれ出て森の中に入ってきた。ぼんやり見えるキタキツネが雪面を掘り返している。埋めておいた食べ物があるのかも知れない。厳しい冬、隠した食べ物で命を繋ぐ。

追い打ちをかける寒さ

連日二桁のマイナスの気温。追い打ちをかけるように、今朝はマイナス30℃とバリバリにしばれる。生き物たちはじっと身をひそめて寒さに耐えているのか、カラスの姿も見えない。日が射して気温が上がると、アカゲラが食べ物を探して木か […]

大きな足跡小さな足跡

晴れてマイナス17℃と冷え込んだ朝。森に入ると、夜の間に降った新雪の上にエゾシカの足跡が付いている。大きな足跡の後を、小さな足跡が生きる為に必死について行っているのが見て取れる。立春は過ぎたが、厳しい寒さはまだまだ続く。

名前の由来

見慣れない鳥が食べ物を探しながら飛び回り近くの枝に止まった。シメだ。越冬するが数は少ない。特徴の大きな嘴は木の実などを噛み潰す力を持っている。鳥の仲間は体の特徴や色で名前をつけている事が多いが、シメは「シー」と聞こえる鳴 […]

ふしぎな声

ギビューギビューと小さい独特な鳴き声聞こえてくる。声の方を探すがなかなか見つからない。朝の気温がマイナス19℃と冷え込んだので木が鳴いているのかなと、ふしぎな気持ちになる。あ!いたいたコゲラが幹にしがみついている。厳しい […]

見慣れない足跡

無風快晴、紫外線100%のピーカン。夕方森の中を歩いていると木の幹の下に小さな足跡が付いていた。ネズミでもなく、イイズナでもなく一体誰のだろう。

いつも迷う

アカゲラが食べ物を探して突いた木屑に1羽の小鳥がやってきた。生き物たちにとっては食べ物の少ない時期だ。宝物を探すようにひとかけらづつついばんで食べ物を探している。いつもコゲラかハシブトガラか迷う鳥だ。暦では立春と書かれて […]

とぼとぼ歩く

久しぶりに晴れ間の出る穏やかな天気。森の中から開けた所へとぼとぼ歩いているエゾタヌキを見かけた。警戒心が強くなかなか出会う機会が無いが、この時期昼間から姿を見かける事がある。繁殖の相手を探しているのかも知れない。