早朝の森の中は涼しすぎるくらいだったが、午後からは一転。気温が一気に上がり、白樺の枝から吸い上げて来る水が葉の付け根辺りから雨を降らせたように降り注ぐ。そのせいか湿度が上がり汗が噴き出してきた。アカゲラの使っていた巣穴か […]

早朝。霧の漂うダム湖畔。霧の隙間から突然現れた大きな鳥。ノスリだ。霧に隠れながら気配を消して獲物を探している。狩りの確率が上がる。

重く漂う雲。湿度が高くすっきりしない朝。それでも気温は低く肌寒い。太陽が漂う雲を押しのけるように上がってきた。今日も暑くなりそうだ。

食べ終わるとさすがウサギ、草の中をしなやかにストライドを大きくとって、あっという間に走り抜けて行くアスリート。

森の開けた場所でエゾユキウサギを見つけた。米科と思われる細い茎に付いているの花を好んで食べている。天敵に見つかりやすい場所にわざわざ出て来ているので、よほど美味しいようだ。

コプターを森の中で飛ばしてみた。上空に上がると木々の葉に隠れしまうので、音をたよりに飛行した。なんとかなるもんだ。

沢沿いの山道の脇で、羽化したばかりのカラフトルリシジミが細い葉の上で休んでいる。毎年見かけるが、動きが早くなかなか良い絵がとれない。羽化したばかりのわずかな時間にチャンスがある。

アンテナやバッテリリーを調整してフルスロットルでテストしてみた。飛ぶ距離が延びてロストする確率も減った。

エゾユキウサギが毛繕いをしながら大きな耳がをレーダーのように左右に動くかしている。回りの情報をとらえるためだ。どんなときでも警戒は怠らない。

森の中では巣立ったばかりの3羽のヤマゲラが親の後についていく。体は親と同じだが体に不揃いの羽が残っているのでわかる。親から餌の捕り方や危険な事を学んで独り立ちして行く。