大急ぎで逃げる
木の隙間から現れたアカネズミ。窪みでじっとして回りの様子を見ている。そして大急ぎで薮の中に逃げて行った。
木の隙間から現れたアカネズミ。窪みでじっとして回りの様子を見ている。そして大急ぎで薮の中に逃げて行った。
木の積み重なった隙間から、滑るように出て来た白い生き物。動きが早くあっと言う間に隙間に消えた。
雨が降り出した。木の積み重なった上で餌を探していたゴジュウカラ騒ぎだす。さっき見た白い生き物のせいかもしれない。そういえばエゾリスの姿も見えない。
雨が再び降って来た。気温が下がって行くのがはく息の煙りで分かる。倒木を集めた場所でころころ転がる雪玉が木の間に吸い込まれて行く。辺りを見てもすっかり解けた雪のはずだが。
雨が止んだ森の中では、エゾリスが相変わらず忙しく動き回っている。雨で匂いが消えても、木の実を隠した確認なのか、立ち止まっては嗅ぎ分けてる。
昨夜から降り続く雨。今朝は温かく防寒着はいらない。濡れた落ち葉の中を歩いていると、場所によっては落ち葉の下に水が溜まり足をとられてこけそうになる。一息入れお茶にする。チーズサンドのビスケットをほおばると、ゴジュウカラが目 […]
朝陽が牧草地を黄金色に染めていたが、霜が出て来くると辺りは一変し、銀色に変えた。キタキツネの口元から獲物の気配を嗅ぎ分ける息が後ろに流れて行く。
霜で白くなった牧場の中を、若いキタキツネが食べ物を探していた。温かそうな冬毛が朝陽を浴びて黄金色に光る。地面が凍っているので、中にいるネズミは捕まえずらいようだ。土が解けるまで狩りは容易ではない。
大雪山の稜線から太陽が顔を出した。強い日射しだ。太陽を背にして現れた生きもの。耳が動くたびに光り輝く。
明け方、大雪山のシルエットの上に赤くなり出した空。昨日と変わらない氷点下だが、昨日はキリッとした寒さ。今朝はピリッとした寒さだ。
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