巣立ちを見守るように並んで飛んでいた親子のチゴハヤブサ。飛んで行く方には大きな木が立ちはばかっている。このまま飛んで行くと衝突する。雛の尾羽はコントロールを乱しバラバラになっている。

チゴハヤブサの雛が1羽いないのに気づいて回りを見てみると、2羽ハヤブサが飛んでいるのを見つけた。1羽は翼を激しく振りながら飛んでいる。その横に寄り添うように飛ぶハヤブサ。

親がひっきりなしに餌を運んで来る。さっきまで3羽の雛がいたはずだが2羽しか見あたらない。

大きな鳥はオオタカだ。チゴハヤブサの空中戦は敵わないと知っているようだ。一目散に逃げて行く。

風が強く吹き雨も降る出して来た。チゴハヤブサの親が鳴きながらスピードををあげて飛んで行く。飛んで行く木には大きは鳥が止まっている。近づくハヤブサを迎え撃つように飛び出した。

子供がいる朝の食事は親にとっては一番忙しいのは何処も一緒だ。雛に餌を運んで来る親が一緒になり5羽のチゴハヤブサがそろう機会が増える。

チゴハヤブサの雛たちは飛ぶ練習を始めた。羽ばたく翼の風で隣にいる兄弟たちを吹き飛ばしそうだ。

雛に食べ物を運んでいる間も親鳥は警戒を怠らない。巣に近づくカラスを見つけると狩りの途中でも素早く戻り、追い出しにかかる。カラスの強い顎と嘴で突つかれれば雛はひとたまりも無いだろう。

お腹をすかせた雛たちに餌を運ぶ親たち。忙しい中、親は雛たちに分け隔てなく餌を与えているのが分かる。

霧が晴れて久しぶりに青空が出て来た。木の上からキョキッキョキョッと独特な鳴き声が聞こえて来た。若いオスのヤマゲラだ。近くにムクドリの群れがやって来た。互いに餌場で対立する場面を見かける。