Archive for 9月, 2014

翻る

猛禽類の目の良さは知っていたが、間近に見るとその凄さを実感する。視界の悪い雨の中、親のチゴハヤブサが高速で飛んで来て翻ると、鋭い爪にトンボが握られている。

大雨警報 3

キィキィキィと鳴く方へと行ってみる。電柱で2羽のチゴハヤブサの子供が、ずぶ濡れになりながらお腹をすかせて鳴いている。親は雨で虫の出が悪くても、わずかに出てくるトンボを狙って飛び回っている。

大雨警報 3

降りしきる雨の中、チゴハヤブサが目の前を高速で飛んでいく。足に何かをつかんでいる。観察していると、ここから300m先の電柱に飛んでいく。雨音で聞きづらいが、かすかにキィキィキィと鳴く声が聞こえてくる。

大雨警報 2

雨の降り続く中、前方から矢のように飛ぶ鳥を見かけた。車を止めて様子を見ていると、雨をものともせずに飛んでいく。大きさや翼の形からチゴハヤブサのようだ。こんな雨の日でも飛び回っている。

大雨警報

突然激しく降ってくる雨。ラジオで大雨警報を聞き、低く架かかる虹を見ながら、急いで下山。雷が追いかけてくるように鳴り響く。

変わる天気

晴れて来たと思ったら雨が降ったりと、ころころ変わる天気。足下のチングルマの花が果実になって回りの毛が風に揺れている。日が射すといっそう輝く。中秋の名月はススキだが、ここには無いのでチングルマが似合いそうだ。

昨年以来

クロウスゴの実の様子を見に来るのは昨年以来。40分ほど上ると視界が開ける。今にも雨が降りそうな天気。

動物優先

そろそろクロウスゴの実が食べごろなので様子を見に山へ向かうと、林道で3羽のエゾライチョウに出会う。今年巣立った兄弟のようだ。ここは動物優先なので先に行ってもらうが、よほど危険が迫らない限り飛ぶことの無い鳥だ。餌を探しなが […]

雨の中 2

雨が激しく降ってきた。森を出て牧草地を通り抜けていると、雨にも負けず若いキタキツネがずぶ濡れで狩りの練習に励んでいる。雨の中での狩りは獲物の臭いが弱まり難しいが、耳で気配を探しながら経験を積んで成長していく。

雨の中

冷たい雨が降る中、森に入る。雨に打たれてエゾトリカブトの花が揺れている。全草が毒で、アイヌの人たちはスルクと呼び、矢に塗り狩猟に使っていた。漢方でも附子と称して使われている。