追いかけっこをしていた２頭のキタキツネ。１頭が動きを止めてがしゃがみ込む。その隣に寄り添うようにしゃがみ込むもう１頭。日が沈み出し辺りの景色や２頭のキタキツネを黄金色に染めて行く。

走ってきた２頭のキタキツネ。立ち止まりじゃれ合いが始まる。とても楽しそうに見える。じゃれ合う事で絆が深まって行く。子育ての時期は近い。

見合っていたキタキツネ再び追いかけっこが始まった。全力疾走はせず。軽く流しながら走っている。追いつたり離れたり前になり後ろになりとたのしそうだ。

じゃれ合っていた２頭。疲れたのか動きを止めた。回りは寒いがここだけは熱くなっている。

鬼ごっこのように逃げては追いかけて行く２頭のキタキツネ。追いつくと２頭は戯れだす。とても仲が良いようだ。

冷え込む朝。日が上がり始めた。徐々に霧がはけ見通しが良くなる。そんな中２頭キタキツネが追いかけっこをしている。気温は寒いがキツネの回りは温かく見える。

数日、昼間は暖かく雪が解け水蒸気が上がり大気に水分が多く含まれていたせいか、今朝は気温が下がり川霧が溢れ出て徐々に山の方まで覆い始めた霧。日が上がると衣がたなびくように漂う。

−１７℃と久しぶりに冷え込む。歩くたびに凍り付いた雪がガシャッバリンと音を立ててガラスを割るようにくだける。高度が上がり開けいる場所に出ると、川霧が溢れ出し霧に包まれた景色が見える。春の気配は全く無い。

近づいてきたキタキツネ。静かに尾を巻き付けながら数回回って寄り添うように一緒に寝てしまう。互いに争う様子は無いようだ。

キタキツネが進んで行く先にはもう１頭のキタキツネが雪の中にうずくまって寝ていた。少しずつ間合いを取りながら近づいて行く。寝ているキツネは近づいて来る相手はすでに分かっているはずだ。