こぼれ落ちる雫
浅瀬の溜まりで待つ間、冷たい雨が木々の枝に雫となり光る中シマエナガやって来て枝に止まると、こぼれ落ちる雫がキラキラ光り綺麗だ。
浅瀬の溜まりで待つ間、冷たい雨が木々の枝に雫となり光る中シマエナガやって来て枝に止まると、こぼれ落ちる雫がキラキラ光り綺麗だ。
雨が降ったり止んだりしている寒い朝。お気に入りの白樺に止まって鋭い目で周りの様子を見ている。浅瀬の溜まりの近くで待つ事に。
周りを飛び交う水鳥にかまわず飛んで行く。その先は浅瀬の溜まりになっている所だ。
オジロワシか飛び立つと水鳥たちがすぐさま警戒態勢に入る。湖面の上を逃げていくカワアイサの群れの中には、危険な事を勉強中の、今年生まれた若鳥もいる。いつもなら執拗に追いかけるが、狙いは他にあるようだ。
早朝、雨雲が覆い暗くなりだした湖畔に小雨が降ってきた。プラスの気温なのに寒く感じ吐く息が消える事なく空に向かって上っていく。湖畔林の間を大きな鳥が見え隠れしながら飛んでいく。獲物を狙っているようだ。
辺りはさらに暗くなり、木々の隙間からおまんじゅうの様な月が上がって来た。風もなく静かな森。突然頭の上で風の音が通り過ぎていく。
午後4時を回ると暗くなって来た。落ち葉を踏む音が後から付いて来るので幾度も振り返る。所々雪が残っている場所が青白く浮き上がって見える。立ち止まり回りの様子を見ていると木々の間を流れるように飛んでいく物がいる。
青空に悠然と飛ぶ翼長2mほどのオジロワシが私の頭上を通過していく。オホーツク海側では冬になると沢山見かける海鷲だが内陸部にやって来るものもいる。射殺され捨てられたエゾシカが多いからだ。
マガモが飛び上がる先に、カラスに囲まれ嫌がらせを受けているオジロワシが飛んでいた。トビが飛んで来ても平気なカモ達は天敵を見分ける優れた能力で身を守る。
久しぶりに晴れ渡る天気。太陽が出ると暖かい。小春日和の湖畔にマガモの群れがくつろぎながら泳いでいる。突然何かに驚いたのかしぶきを上げて一斉に飛び上がる。回りの様子を見てみるとその先に……
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