寒い朝 5
霧が晴れて青空がのぞき、視界が良くなって来た。十分に準備運動をしたチゴハヤブサが青空に吸い込まれるように飛び立った。狩りに向かうようだ。
霧が晴れて青空がのぞき、視界が良くなって来た。十分に準備運動をしたチゴハヤブサが青空に吸い込まれるように飛び立った。狩りに向かうようだ。
朝焼けの中、リズミカルに鳴くコオロギやカンタンの鳴き声に合わせるようにチゴハヤブサが準備運動を始めた。寒いので怪我などをしないように入念にしている。
気温が7℃と上がったが、寒くて手がかじかむ。川霧がはけて行くと朝焼けに照らされる鱗雲。鳥たちの鳴き声が聞こえて来た。
チゴハヤブサの様子を見に行く。川霧で回り視界が遮られる中、いつも止る木の枝で回りの様子を見ている。太陽が上がり始めて来た。そろそろ小鳥が動きだす頃だ。
車から起きると大雪山の稜線の空が赤く焼けだした。気温4.8℃と寒い。防寒着を着込んで朝食の用意を始める。鍋のふたから大量の湯煙るが立ち上る。
獲物が重そうに見える。持ち変えながら力強く羽ばたき浮力付けて飛んで行く。スピードのある飛び方を見た後はゆっくり飛んでいるように見えるが、あっという間に飛び去っていた。その後に付いて行く。
群れからはぐれて逃げるムクドリを追って飛んで来たチゴハヤブサ。一瞬で抱え込むように捕まえた。お見事。
チゴハヤブサが速度を上げたまま狙うタイミングを計り足を出し、鋭い爪でつかみかかる態勢に入った。空気抵抗で速度は落ちたが通常飛行より早い。
飛んで行く方には多くのムクドリの群れが薮や木々の中へと逃げて行く。すでに狙いを付けていたのか見向きもしないで鳥を追う。安定した高速飛行は急角度にも関わらず翼をしならせて旋回して行く。動きの速い者をファインダーで追うのは年 […]
旋回していたチゴハヤブサが、翼をたたみ空気抵抗の少ないロケットの形になって降りて来る。加速が増して頭の上を飛んで行く。その早さに辺りの時間が止まったように見えた。
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